
【静けさの中にある贅沢】「マルタ在住セレブに聞く、“地中海スローモーニング”の過ごし方」
地中海の中心に浮かぶマルタ島。
観光地としてだけでなく、いまヨーロッパのセレブたちが“隠れ家リゾート”として選んでいる場所です。
今回お話を伺ったのは、ロンドン出身でマルタに移住して6年になるエリザベス・ハートリーさん(42)。元ファッションPRで、現在はヴァレッタ旧市街の石造りの邸宅で暮らす、いま注目の“地中海スローライフ”の象徴的存在です。
マルタの朝は、人生を変える光をくれる」
──マルタの朝は、特別だと聞きます。
「ええ、本当に特別です。窓を開けた瞬間、地中海の風がカーテンを揺らして、空が淡いピンクから黄金色に変わっていくんです。その光を浴びながらテラスでコーヒーを飲むと、
“今日も生きている”というシンプルな幸せを感じます。」
「ロンドンにいた頃は、朝はメールとニュースで始まっていました。でもマルタに来てからは、**“光と風の中で自分を整える時間”**を持つようになりました。」
彼女の朝の定番ルーティン
6:30 スリーマの海沿いを散歩
7:00 地元カフェ「Café Berry」でアサイーボウル
8:00 ヨガ、もしくは読書
9:30 自宅でブランチとワインのテイスティングノート記録
贅沢とは“時間を持てること”」
「マルタに移って、一番の変化は“時間の感覚”です。ここでは“急ぐこと”に価値がない。たとえば、港でボートを見ながら1時間ただ過ごす──それがこの島の贅沢なんです。」
「私の友人の多くは、イギリスやフランスから移住してきた企業家やアーティスト。彼らも同じように、“効率よりも体験”を選びました。マルタは、“何もしない時間”が一番美しい場所なんです。」
彼女の愛用品リスト
ゴゾ島のオリーブオイル
ローカルブランドのリネンシャツ
メリディアーナの白ワイン「ISIS」
「このワインは、地中海の朝にぴったり。香りがまるで太陽の光みたいに明るいの。」
マルタで見つけた“心のラグジュアリー”」
「ロンドンではいつも次の目標を追いかけていました。
でも、マルタでは“今”を味わうことを学びました。朝陽、風、友人との食卓。ラグジュアリーとは、心が満たされる瞬間のことだと気づいたんです。」
週末の過ごし方
午前:ヨットでコミノ島へクルーズ
昼:プライベートシェフによるランチ
夕方:ゴゾ島のスパ「Kempinski」でマッサージ
夜:自宅テラスでメリディアーナの赤ワイン「Nexus」
「マルタは“時間を味わう島”。
それは、ワインを味わう感覚に少し似ています。」
エリザベスが語る「マルタを愛する理由」
「この島には、静けさとエネルギーが同居しています。
ヴァレッタの石畳を歩けば歴史を感じ、
スリーマでは最新のブティックやギャラリーが並ぶ。古いものと新しいもの、自然と文化。
そのバランスが、マルタの一番の魅力です。」
「あなたの朝にも、マルタの光を」
マルタに暮らす人々が教えてくれるのは、
**“豊かさはスピードではなく深さにある”**ということ。
マルタ在住セレブたちのように、
一杯のコーヒーと海の光の中で過ごす朝を、
あなたの毎日に取り入れてみてください。